トヨタのランドクルーザーは国内だけでなく世界中で人気のSUVです。そして今年新型のランドクルーザー300が発売されました。僕はランクルのふるさとトヨタ車体の吉原工場で働いており、新型ランクルの製造に関わっています。個人的にランクルのようなSUV車が大好きで間近で見られることが幸せです笑
さて、そんなランドクルーザー300は現在納車されるまで2年待ちや4年待ちと言われています。世界中で人気車種とは言えそんなに待つの?と驚かされると思います。
今回はランクルの人気の秘密や納期待ちの理由を話していきたいと思います。
ランクルの人気の秘密
世界中で人気のランクルですが、特に中東で人気です。一番の魅力は悪路の優れた走破力と耐久性で故障しづらい信頼性があります。 ランクルの安全性や外観内装の豪華さなど中東のアラブ王族たちから人気です。
関税のことを考えると国内価格を大幅に超える金額がするのでなかなか手が出ないと思いますが、それでも海外人気が高いです。中東で人気といいましたが流石アラブの王族と言いますか、値段も気にせず買っていくのだと思います(笑)
納期待ちの理由
新型ランクル300の納車時期は2年待ちとも4年待ちともいわれています。世界中で人気のランクルシリーズということもありますが、コロナの影響で部品供給不足による工場の稼働停止がトヨタ自動車から発表され9月10月は工場のライン停止しているところが多くありました。
受注があるのに生産ができないなんとも歯がゆい状態が続いていましたが徐々に生産が再開されています。(吉原工場でも生産再開されているので納車を待っている方少々お待ちを💦)
部品不足はトヨタにかかわらず多くの自動車メーカーや家電等にも影響を及ぼしています。
しかし今まで停止していた分を挽回するにしても限界があります。納車待ちが解消されることは難しいのではないかと思います。
ランクルの製造現場
実際にランクルの製造現場で働いていますが、今までのランクルと違い1つ1つのパーツが軽いです。200系と比べておよそ200㎏も軽量化されていると言われていて、燃費性能や快適な走行性能が向上されています。このメリットは製造現場でも軽いことで作業が楽になっています。200系と新型のボンネットを開ける動作を比べてみると明らかに新型のほうが軽く開けやすいです。
乗り心地や機能面も新型のほうが向上されていますが、製造のやり易さも向上されていて現場で働いている人たちも喜んでいます。(笑)
製造現場では1日に何百台と車が作られているので、ちょっとしたことでも作業が楽になるとだいぶ違いがいます。そういったことにも配慮されているのは流石だと思いました。
現在は本来の生産に戻りつつありますが、コロナの影響でここまで被害があるのかと痛感させられました。僕がなぜ工場勤務をすることになったのか、体験談など書いているの興味ある方は是非そちらも読んでみてください。
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