こんにちは、くりななです。みなさんETCマイレージポイントって知っていますか?
高速道路を乗る際、通行料金に応じてポイントが付与され料金が安くなるんです。
登録無料で手続きも簡単にできます。
登録手順と概要を話していきたいと思います。
ETCマイレージポイントって何?
ETCマイレージポイントは高速道路の通行料金に応じてポイントが付与され、支払いの際に利用できます。
すべての高速道路でETCマイレージサービスをやっているわけではないので対象となる道路事業者を確認してみてください。
また各道路事業者によってポイントの付与率や交換率も変わってきます。
道路事業者 | ポイントの付き方 |
NEXCO東/中/西日本・宮城県道路公社 | 10円につき1ポイント |
本州四国連絡高速道路株式会社 | 10円につき1ポイント |
愛知県道路公社 | 100円につき1ポイント+α |
神戸市道路公社 | 50円につき3ポイント+α |
広島高速道路公社 | 100円につき1ポイント+α |
福岡北九州高速道路公社 | 100円につき1ポイント+α |
道路事業者 | ポイントの交換単位 |
NEXCO東/中/西日本・宮城県道路公社 | 1,000ポイント→500円分 3,000ポイント→2,500円分 5,000ポイント→5,000円分 |
本州四国連絡高速道路株式会社 | 1,000ポイント→500円分 3,000ポイント→2,500円分 5,000ポイント→5,000円分 |
愛知県道路公社 | 100ポイント→100円分 |
神戸市道路公社 | 200ポイント→100円分 |
広島高速道路公社 | 100ポイント→100円分 |
福岡北九州高速道路公社 | 100ポイント→100円分 |
全体の流れとしては
- 高速道路の通行料金によってポイント付与(翌月20日に付与)
- ポイントがたまったら無料通行分(還元額)に交換
- 毎月の引き落としの際に還元額で料金が相殺される
このようになります。付与されたポイントの有効期限は1年ですが、還元額(無料通行分)には期限がないです。
ここで注意すべきことですが各道路事業者ごとでポイントは合算できません。上の図でポイント付与率、交換率が同じNEXCO東/中/西日本・宮城県道路公社と本州四国連絡高速道路株式会社ですがポイントは分けられています。(NEXCO東/中/西日本と宮城県道路公社は合算されます)
還元額(無料通行分)については合算されますし、対象の道路でどこでも使えます。
また、複数のETCカードでポイント合算もできないので注意しましょう。
平日朝夕割引
マイレージサービスには平日朝夕割引というものもあります。平日朝6時~9時、夕方17時~20時の間に高速道路に入るか料金所を出ていれば適用となります。利用回数に応じて30%、50%の割引を受けることができます。割引されるといっても還元額(無料通行分)がたまるということなので、料金所では正規の金額が表示され翌月に還元額が付与されるというものなので注意してください。
その他適用される条件を説明していきたいと思います。
時間に関しては上の画像のように
- 深夜割引や休日割引が適用されている場合平日朝夕割引は適用されません。
- 時間をまたいでの走行、例えば16時に高速に入って、20時半に料金所を出た場合も適用されません。
- 1日朝、夕方それぞれ1回ずつしか適用されません。
上の画像のように月5回~9回利用で30%割引、10回以上で50%割引となります。
月に5回未満だと平日朝夕割引は適用されないので注意してください。
また距離制限というものがあり地方区間100㎞までが対象になります。100㎞を超えた場合100㎞相当分の区間で還元されます。
なお、平日朝夕割引とETCマイレージポイントの併用はされます。
(例)通行料金1000円で平日朝夕割引適用(30%の場合)されると
1000円の30%で還元額300円が付与
マイレージポイント10円=1ポイントの付与率の場合
1000円の10%で100ポイントの付与
このようになり1回の走行で還元額300円、マイレージポイント100ポイントが付与されます。
月5回未満だと適用されないのはもったいないな…
平日朝夕割引は還元率が高いから月の利用回数にも気を使った方がいいね
ETCマイレージポイント、平日朝夕割引のメリットデメリット
ここでETCマイレージポイント、平日朝夕割引のメリットデメリットを話したいと思います。
ETCマイレージポイントのメリット
- 平日、休日、時間を問わず適用される
- 回数制限、距離制限がない
ETCマイレージポイントのデメリット
- ポイントが貯まらないと還元額(無料通行分)に交換できず、すぐに使えない
- ポイントには有効期限がある(1年間)、還元額には有効期限がありません
- 還元率が低い(NEXCO東/中/西日本の場合10%)
平日朝夕割引のメリット
- 還元率が高い(30%or50%)
- 直接還元額(無料通行分)に交換されすぐに使える
- 還元額で走行した場合でも割引が適用される
平日朝夕割引のデメリット
- 平日朝夕(朝6時~9時、夕17時~20時)しか適用されない
- 回数制限(月5回以上)がある
- 距離制限(100㎞までの区間での料金)がある
個人的に平日朝夕割引のメリットに書いてある「還元額で走行したものも割引の対象になる」がお得に感じます。これどういうことかというと無料で走行したものも還元額が付与されるんです。
例.(平日朝夕割引30%適用の場合)通行料金1000円で先月付与された還元額で相殺される
→支払いは0円ですが1000円の30%で300円分の還元額がもらえる
実質無料で還元額がもらえるんだね!
マイレージポイントは付与されないから注意してね!
ETCマイレージサービスに登録すればマイレージポイント、平日朝夕割引どちらも利用できるので大丈夫です。
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実例を使った解説
ここまでETCマイレージポイント、平日朝夕割引の説明をしましたが制限や注意点が多くてややこしいと思います。
なのでここでは実際の利用詳細を使って説明していきたいと思います。
まずは平日朝夕割引の利用詳細です。
上の画像の通り4月は7回分が平日朝夕割引の対象で10回未満なので割引率が30%です。
合計で3630円分の還元額がもらえたのですが、これは5月20日に付与されて使うことができます。
下の画像、赤枠の部分で還元額を使っているのでそこも注目して見てみてください。
続いてETCマイレージポイントの利用詳細です。
見づらくて申し訳ないですが、緑で囲ったところから説明します。
緑枠の左端300、(4010)(130)3880は実際に支払う料金です。4010円のうち3880円が対象の道路の通行料金になります。
NEXCO東/中/西日本は10円で1ポイントになるので(上の表)、それぞれ30、388ポイントが付与されます。
続いて赤枠です。還元額と書かれていますがこれは無料通行分です。4月に付与されたポイントが5月20日に付与されたので無料通行分として通行料金1750円が相殺されます。つまりこの分は無料で高速道路を利用できたことになります。
そして赤枠下段の1320円が130円と1190円に分かれているところを見てください。
これは還元額(無料通行分)が残り130円分しか残っていなかったため、1320-130=1190で1190円だけ支払ったことになります。ポイントも支払った分119ポイントが付与されます。(下の画像参照)
還元額(無料通行分)で支払ったものに対してETCマイレージポイントは付与されないのでポイント対象外と書かれています。
続いて黄色枠です。1750円が深夜割引で1230円になっています。実際に支払った金額に対してポイントが付くので123ポイントが付与されたことになります。
簡単!登録手順紹介
まず登録の前にETCカードと車載器が必要です。
持っていない方はETCカードはクレジット会社へ申し込んでください。車載器はカー用品店などに売っているので購入してください。
そして登録には以下の個人情報も必要です。
- お名前
- 生年月日
- 郵便番号
- ご住所
- 電話番号
- メールアドレス
- ETCカード番号及び有効期限
- 車両番号(ナンバープレートの4桁)
- 車載器管理番号(ETC車載器の19桁)
ここまで準備してもらって登録開始です!
登録方法はインターネット申し込みと郵送にての申し込みの2つがあります。
利用規約に同意し、先ほど書いた個人情報を入力して登録完了です。メールにてマイレージIDが届くのでその日から利用できます。
郵送の場合、公式サイトに届出用紙があるので印刷するか、高速道路のサービスエリア、パーキングエリアに申込書があるので記入して郵送してください。登録が完了するまでに2,3週間ほどかかります。
登録まで時間がかかるし、郵送代もかかるのでインターネット申し込みがおすすめです。
また登録を終えたら自動還元サービスの設定をお勧めします。これはマイレージポイントが一定数たまったら自動で還元額(無料通行分)に交換してくれるサービスです。
手動での交換もできるのでとりあえず設定しておいた方が良いです。
まとめ
ここまで説明してきましたがマイレージサービスどうだったでしょうか?登録自体は無料でできますし、年会費もありません。ETCカードや車載器は持っている人が多いと思うので今日からでも登録できると思います。
よく高速を利用する人はもちろんあまり使わない人もとりあえず登録しておけば通行料金がお得になる可能性があるのでぜひやってみてください。
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